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ヒオドシチョウ

2020年8月10日 遠見尾根を登り、大遠見を越えたところで、野猿を撮ろうとリュックを下ろすとタテハチョウがリュックに止まっていた。太陽が雲に隠れ、少し寒かったからだろう。身動きしなかったのでカメラを構えると地面に降りてくれた。すると綺麗な表翅を見せてくれまるで撮影してほしいかのようであったし、「よく来たね。」と歓迎しているかのようにも見えた。

しかし、即座に同定できなかった。コヒオドシにしては体格が大きい。亜高山帯であり、ヒオドシチョウかもしれず、調べることにした。

帰宅してから図鑑を見ると、果たして、ヒオドシチョウであった。当初は高山蝶を撮影できたとばかり喜んでいたが、残念であった。しかしよく見るとこの蝶の模様がとても美しく、当初、今回の撮影山行にとって幸先のよい出会いと思っていたこともあり、お気に入りの1枚となった。

4泊5日の行程であったが、天候は雨、晴れと目まぐるしく変わった。初めて見る景色もあり、充実した撮影山行となった。